ベーチェット病発覚の経緯①
私が昨年4月にベーチェット病だと気づいた経緯をお話しようと思います。
ベーチェット病とは、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、皮膚症状、眼のぶどう膜炎、外陰部潰瘍の4症状を主とし、関節炎、消化器病変、血管病変、神経病変、副睾丸炎を副症状とする国の指定難病です。
原因はいまだ不明ですが、ストレスや疲労が溜まることにより発症することがあるようです。遺伝子素因も関係するともいわれていますし、何が原因かはっきりとわからないから難病指定されているらしいです。
2020年4月某日、突然私は高熱、嘔吐、血便の下痢、ものすごい数の口内炎、そして何が起きているかわからないほどの顔と陰部の痛みに襲われました。こんなこと初めてで完全にパニックでした。
よかったことは少し前にCAを退職し、実家に戻っていたことです。そのときにそばに家族がいなければ私はどうなっていたんだろうと今でも怖くなります…
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2020年3月まで時を戻します。←
当時私は33歳で、一年ほど彼氏もおらず、CAを退職後は地元に戻り英語の子供用スクールに転職していたため、出会いも全くといっていいほどありませんでした。
転職先の地元は田舎で周りはみんな結婚して子育て真っ只中という状況でした。私も世間でいう結婚適齢期を過ぎているしそろそろ本気で婚活しないとやばいかも😱と、とても焦りを感じ始めていました。
そんな中、新型コロナが流行し始め、世界はパニックに陥りました。日本でも3月辺りから色々な策が取られるようになりましたね。
私の転職先は、就学前の子たちが多くいるスクールだったので、コロナ禍でも子供たちにマスクやアルコール消毒を徹底させることは難しく、みんなでスクールの消毒やスタッフの手洗いうがい、外出自粛、子供たちの体調や様子をしっかり見るなど色々なことを徹底していきました。
私も含め高齢の家族がいるスタッフや子供たちも多くいたこともあり、みんな絶対にウイルスを持ち帰らないように一生懸命でした。
しかしスクールは日本人スタッフだけでなく、外国人スタッフも多くいたため、人によってコロナへの考え方が大きく違うことに驚きました。
また、ただでさえ3月4月は繁忙期で忙しい時期なのに、それに加えてコロナ対策に時間を取られ、毎日残業で疲労困憊でした。毎日ちょっとしたことで涙が出るほどストレスが溜まっていましたが、当時はストレスで泣いているとは気づいていませんでした。。ただ仕事で色々あって辛くて泣いていると思ってた💦
そしてそんな忙しい日々を送っている中、4月中旬に大好きな祖父が他界しました。
老衰です。
少し前からご飯や飲み物が喉を通りにくかったり、家で高齢の夫婦二人でやっていくのは難しいこともあったりで、一か月ほど入院していました。
体はどこも悪いところはないんだけどこのまま逝ってしまうかもしれない、と私は親から聞かされていたため、覚悟はしていました。
祖父はみんなを心から愛し、みんなから心から愛された最高の人生だったと思います。
自慢の祖父です😊
コロナ禍のため同県在住の親しい親族のみ出席した葬儀が無事に終わり、ほっとしたのもつかの間…
その日の夜、私は鼻の横と外陰部に一か所ずつ小さなニキビのようなものを見つけました。普通のニキビより少し痛みがありましたが、両方ともニキビの薬を塗って普通に過ごしました。
次の日、他人のニキビなんて気づいたこともないような弟に、鼻の横のニキビを指摘され、あれ?もしかして大きくなってるかな?弟に言われるなんて珍しすぎる、と不思議に思っていました。
そこからその顔のニキビと外陰部の出来物は両方ともどんどん大きくなり痛みも強くなっていきました。
そして夜には熱が39度まで上がり、血便交じりの下痢と、嘔吐を繰り返すようになりました。最初にニキビに気が付いてから丸一日ほどしか経っていません。
これはなんなんだろう?!ニキビの傷口から何かに感染したの?!と私を含め家族もわけがわからず、その日は日曜日だったので、とりあえず次の日の朝病院に行くことにしました。
→②に続く